次回の問題
  1. 商法2(会社法)の学年末試験問題ですが、下記の7問から5問を出題し、そのうち任意の1つを六法参照可で解答していただきます。
    1. 会社法における内部統制
    2. 取締役の報酬の不支給に対する法的救済
    3. 事業体において法人格が果たす役割
    4. 会計参与の役割と機能
    5. 設立中の会社概念が果たす役割
    6. 株主間における平等の法的意義
    7. 株式設計の自由化とその限界

  1. 商法U(会社法)卒業試験《レポート試験》
    担当 松嶋隆弘
     下記の5問の中から任意の一問を選択し、解答しなさい(A4レポート用紙5枚以内、ワープロが望ましい。)
    1.会社法において有限責任はいかなる機能を果たしているか。またその弊害はどのように是正されるべきか。
    2.
    合同会社と株式会社の異同について論じなさい。
    3.
    敵対的企業買収に対する防衛策について論じなさい。
    4.
    株主平等の原則について論じなさい。
    5.
    利益相反取引に関する会社法上の規制について論じなさい。
  2. 本年度のこの講座は講義形式をベースにしつつ、百選の主要判例を検討する形で行います。
  3. 予習は大事ですが、どちらかというと復習を主体として勉強していただきたいと思っております。
  4. 永井和之編『よくわかる会社法』(平成19(2007)年5月20日・ミネルヴァ書房)が刊行されました。私は総論部分について執筆しています。
連絡事項
 出席の管理は厳格です。後出しは絶対に認めません。六法・教科書のみならず、判例百選も必携です。
 本講座と関連する講座として、証券取引法(中曽根玲子先生)、金融法(松村芙二夫先生)があります。併行履修をお勧めいたします。  
 この講座の受講に当っては、民法を履修済みであるか少なくとも併行履修している必要があると考えます。民法の学習がまだの学生に対しては、さしあたり次の民法の入門書(のいずれか)を読むことをお勧めいたします。
 
  • 山川一陽『新 民法のはなし』(国際書院)
      分かりやすく書かれた民法の入門書です。ざっと民法を見渡そうとする学生に向いています。
  • 米倉明『プレップ民法』(弘文堂)
      これまた分かりやすい民法の入門書です。ただやや本格的かもしれません。
講義概要
 〔授業目的〕 新会社法の概要と最新の企業実務の動向を講義する。将来法曹を志す者及び企業取引の法規制を学びたいという意欲のある者の受講を歓迎したい。まだ学生用の学習教材が不足している現状に鑑み、本講座は、私の担当する他の講座と異なり、レクチャー方式で運営される。詳細は、このホームページをまめに参照されたい。
〔授業方法〕 商法学上の既成概念にとらわれることなく、虚心坦懐に新会社法を見つめ、そのグランドデザインを学生諸君と共に考えていきたい。単なる解釈論にとどまらず、課税関係等関連する問題点についても積極的に触れていきたい。したがって、講義形式ではあるものの、受講に際しては、相当の予習・復習が要求されるということを予め覚悟されたい。
講義項目(平成20年度)
 
回数 日時 講義項目 問題
第1回 4/9 ガイダンス
第2回 4/16 総論1:企業形態の選択とその際に留意すべきポイント/株式会社における機関構造の選択のポイント
第3回 4/23 総論2:株式の概要と有限責任
第4回 4/30 総論3:法人格の意義と法人格否認の法理
第5回 5/7 株式会社の資金調達1:株主平等の原則とその例外
第6回 5/14 株式会社の資金調達2:種類株式
第7回 5/21 株式会社の資金調達3:株主平等の原則とその例外
第8回 5/28 株式会社の資金調達4: 募集株式の発行の概要
第9回 6/4 株式会社の資金調達5: 株式譲渡、自己の株式買い受けに関する諸問題
第10回 6/11 株式会社の資金調達6:社債の概要
第11回 6/18 株式会社の資金調達7:デットとエクイティの境界に関する諸問題(仕組債等)
第12回 6/25 敵対的企業買収とその対抗策について
第13回 7/2 企業承継に関する諸問題
第14回 7/9 会社の計算に関する法規制
第15回 9/17 株式会社の機関構造1: 機関総論、株主総会運営の手続
第16回 9/24 株式会社の機関構造2: 株主総会決議の瑕疵
第17回 10/1 株式会社の機関構造3:取締役の権限と義務
第18回 10/8 株式会社の機関構造4:取締役会設置会社における取締役と取締役会の役割
第19回 10/15 株式会社の機関構造5:監査役、監査役会
第20回 10/22 株式会社の機関構造6:会計参与の役割
第21回 10/29 株式会社の機関構造7:委員会設置会社の構造
第22回 11/5 株式会社の機関構造8:報酬規制
第23回 11/12 株式会社の機関構造9:取締役の対会社責任と責任追及の訴え
第24回 11/19 株式会社の機関構造10:取締役の対第三者責任
第25回 11/26 株式会社の設立1:設立手続の概要、定款の目的に関する諸問題
第26回 12/3 株式会社の設立2:発起人の権限
第27回 12/10 ヴェンチャー法制(合同会社と有限責任事業組合)
第28回 1/14 組織再編1:組織再編の概要とキャッシュアウト・マージャー
第29回 1/14 組織再編2:簡易組織再編、略式組織再編、三角合併
/外国会社に関する法規制と国際会社法

教科書
後日up予定

参考書
・大野正道・上田純子編著『最新会社法』(平成18年5月・北樹出版)が刊行されました。私は、102〜109頁について分担執筆しています。
・永井和之編『よくわかる会社法』(平成19(2007)年5月20日・ミネルヴァ書房)が刊行されました。私は総論部分について執筆しています。

受講に際しての留意点
 上記のとおり、本講座は、インターネット等のマルチメディアを取り入れた講義を予定している。そのため、受講に際しては、インターネットを利用できることが必要である。
 平常出席を重視する。
 継続出席できない学生は受講を遠慮されたい。
成績評価等
 学年末試験よりも平常出席を重視する。履修に際しては、この点を留意されたい。